ローマ時代の哲学者、セネカの言葉です。
ローマ時代、街なかは騒音に溢れていたそうです。トレーニングする人々のバーベルの音や大きな声、マッサージ屋の肩を叩く音、酔っぱらいやすりの逮捕、など。
自分自身に親愛感を持てない人たちは、それらの音は自分を苛立たせるためのものだと感じるそうです。
自分自身に親愛感を持てず、疎外感を感じるときに、何でもない出来事で笑い者にされているような感じを受けるそうです。
現代、運動会の音がうるさい、といった騒音が問題となることが多いですが、ご高齢の方がクレーマであるようです。
セネカの分析によると、彼らは自分自身に親愛感を持てない人たちであり、常日頃疎外感を感じているのでしょう。
根本的な解決法は、彼らを地域の輪の中にやさしく受け入れることなのでしょう。
孤独感、疎外感のない、誰もが居場所のある地域コミュニティを作ってゆくことが
ローマ時代から現代まで人類の抱えている課題ということです。
新しい発見でした。